「木材・材木」のススメ

木材を真っすぐに切断したい!② 手ノコギリの使い方

基本のキ

海外で多いのは「押して」切るタイプのノコギリですが、日本のノコギリは基本的に「引いて」切断します。
以下の5つのポイントにそってやってみてください。

①さしがねなどで切断個所にまっすぐ線を引きましょう。

②しっかりと材料は固定できていますか?しっかりした固定が木工の大きなポイントの一つです。

③最初は爪に切断線をあわせ、ノコギリを数回押してノコギリの道(ノコ道)を作りましょう。

④ある程度ノコ道ができたら、引いて切っていきます。ノコギリが傾かないように視点は真上から。

⑤切り終わりは焦らず、ゆっくりと。

 


画像は尺金でまっすぐ線を引いているところです。
90°の片方を材料に当てると、自然と真っすぐな線が引けます。


画像は、爪に切断線を合わせてノコ道をつくっているところ。

真っすぐ切るって難しい

どうでしょう、真っすぐ切れましたか?
・ちょっと線からずれちゃって、そもそも線通りに切れなかった。
・線通りに切れたけど、ノコギリが傾いて切断面が斜めになっちゃった・・・

心配しないでください。素人であればそれが当たり前です。プロの大工さんでも今は難しいぐらいです。
そして、きちんと切れないと組み立て途中から微妙に狂った寸法が効いてきて、
完成はイマイチなことに なんてことも。

「じゃあ、どうやったら真っすぐ切れるのよ!」という声が聞こえてきそうですね。

道具を使いましょう

真っすぐ切れないのであれば、真っすぐ切れる道具を使えばいいのです。
これらの道具を使うことで、素人でもぴったり真っすぐ切断ができるようになります。
加工の精度がぐっと上がるのでまず持っていて損は無い道具といえます。
ここでは私が実際に使っている3つの道具を紹介します。この3点だけでもかなり早くきれいに切断ができますよ。

①マグネット付き鋸ガイド

これを材料に当てて切るだけで真っすぐに切断が可能です。
ノコギリがマグネットにくっつきますので角度がずれる心配もありません。
90°だけでなく、45°や30°など様々な角度で調整戒能なのも◎です。
コレのおかげで工作の精度がだいぶあがりました。オススメです。

②ソーガイドF

こちらのソーガイドFは真っすぐに切るだけでなく、なんと斜めに切ることができます。
フリーに角度調整が可能となっています。ちょっと難しい加工もこれがあれば大丈夫!
ゼットソーの会社が作っている設計&木取りソフト「もでりんV3」を使うことが出来るパス入りなのもうれしいところ。
(残念ながら私はあまり2×4材を使った工作をしないので使いこなせていないのですが・・・)
少し大きいため、がさばる&重いことから真っすぐ切るだけであればマグネット付き鋸ガイドのほうが良く使いますが、
斜め切りなどはこれでないとできないので、あったら嬉しい道具です。

③のこぎりガイド

 こちらののこぎりガイドは、主に2×4材に対応しています。
材料をはめて、ガイドにノコギリを合わせて切るだけで様々な角度に切ることが出来ます。

まとめ

安い道具1つあるだけで加工の精度がグッと上がります。
手工具を使って加工するのであれば、是非持っていて損は無いと思います。
私のおススメは①のマグネット付き鋸ガイドです!