プレカットって一体何?
プレ(あらかじめ)カットする事をプレカットと言います。
大きな機械を使って、家の材料の木材を「現場で組むだけ」の状態に出来るのです。
家のプラモデル化!?
分かりやすく説明すると、この家の骨となる構造材は今ではその多くがプレカットされた材料で建築されています。
(もちろん大工さんの手刻みの工務店さんもあります!)
プラモデル化した木材たちは、建築を良く知らない人でもその通りに組み上げる事で骨組みを組み立てる事ができます。
小屋ぐらいであれば素人でも1日ぐらいで簡単にできます。
プレカットVS大工さんの手刻み
どちらも一長一短あるので、どちらが良いというのは言えませんが特長だけ簡単にまとめました。
プレカットのメリット
木を工業製品のように扱うことによって、人間では出来ないミリ単位の加工を確実にできる。しかも短時間。
現場に直接プレカットされたものが届くため、工期が非常に短い。
プレカットのデメリット
それぞれ個性のある木を無個性の材料に変える。
木を選別しないため、その木一本一本の良さを活かすことなく、加工される。
「この木はコチラの方向にねじれる」「節の有無」など壁の中に隠れる材料だとはいえその辺を考えてられていない。
大工さんの手刻みのメリット
木材の特性を一本一本見極める。すなわち「木を読む」ことで材料の適材適所が完璧。
結果、しっかりした家が出来る。加工と施工をした人の顔が見えるのもメリットの一つ。
大工さんの手刻みのデメリット
手で刻むので時間がかかる。大工さんの技術によってばらつきがある。
まとめ
家を建てようとしている方は、建てられる自分の家がプレカットなのか手刻みなのか気になると思います。
どちらが良くて、どちらが悪いというのはありません。
一般的に工期的な問題でプレカットが主流となっています