既製品と注文材
木材には既製品があるとコチラのページで紹介しましたが、
既製品ではどうしても対応できないところの為だけに生産する材料が「注文材」といいます。
特殊な寸法を小ロットで作る形ですね。
注文材は高価 その理由
注文材は、既製品に比べて単価が上がります。下手したら倍近い値段まで上がることもあります。
その理由の一つは既製品のページでも書かせていただいた通り「余計に人の手間がかかるから」です。
また加工の必要上、納期も余計に必要になります。
運送も他の物といっしょに運べればいいですが、小ロットで注文材だけ運ぶとなるとその分別途運送賃がかかることになります。
どうしてものこだわりに注文材を
どうしてもその寸法でなければいけない!!!
お金と時間を余計にかけても、あまりある価値を生み出すようであれば注文材を使っていただきたいです。
それが、あなたにとっても、お客様にとっても何にも代えがたい価値になるのですから。
それに越したことはありません。
木材流通の業者も、決まれば高単価なものが売れることになるので多少粗利が確保できるという利点もあります。
既製品が使えるのであれば既製品を
木材市場で働いている立場上、様々な寸法の材料の見積をお取りしています。
基本的に値段が高すぎて合わない、納期が間に合わないという理由で決まらない事も多いです。
私の立場では、材木屋さんから見積を受けた注文材を「どんな設計でどこに使うのか?」を正確に把握することはできません。
(ざっくりとした使用用途は教えられることもありますが)
もし、その設計したものが既製品の寸法を使うことで事足りるようにできるのであればそれが一番「お金も、時間も、余計な手間」もかからないことだと考えています。