木取りを上手くすれば安くなる!木材の長さの基準って?

長さにも既製の寸法があります

前回は、厚みと幅の既製品寸法をご紹介しましたが、

実は長さにも既製品の寸法があります。(銘木以外)

 

基本的には

・6m ・・・ 通し柱用として(今は昔ほど流通していません)

・4m ・・・ 土木用や構造材として

・3.65m ・・・構造材や羽柄材として

・3m ・・・ 柱などの構造材として

がメジャーです。なぜ、この長さが多いのかというと、

使う用途としてこの長さの物が多いというのと、山から出しやすいという事が挙げられます。

 

木を取ると書いて木取り

何かものを作りたかったり、建物を建てたかったりするときにまず図面を書きますよね。

その時に、既製品の長さを知っておくことで、木取りの段階で無駄な端材出さずに済ますことが出来ます。

例えば、2.5mの高さの物を作りたかったときに 4mの材料を加工すると1.5mも捨てなければいけませんが3mの材料を使うことで50cmのロスだけで済みます。

逆に、2.1mの物を作ろうとするときに、4mの材料があることを知っていると2mの寸法に設計変更することで材料を無駄なく使うことが出来たりします。

 

無駄な材料を極力出さないことが、お財布にも環境にも優しいことになりますよね。

 

 

 

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