木材にも「既製品」がある!?知ればコストダウンできるかも!?

様々なものに存在する「既製品」

既製品とは「商品としてつくってある品」という意味です。

洋服や家具、食器など様々な業界に既製品は存在します。

もちろん、木材業界にも既製品は存在するんです!

既製品の逆は 注文品「そのためだけに作る品」となります。

 

製材所はこんな寸法の材料を挽いています

尺貫法のページにも書かせていただいたのですが、建築や住まいの業界では尺貫法が基準となっている為

必然的に、その材料である木材も尺貫法で作られた寸法の物が既製品となっています。

参考に私の勤めている木材問屋「新木場相原」で扱っている既製品の寸法のリストを載せます。

見ていただけるとわかりますが、すべての寸法が尺貫法であることが分かると思います。

杉 



胴縁
13×90×3650
13×45×3650
15×90×3650
15×45×3650
18×90×3650
18×45×3650
21×90×3650
16×105×3650
30×90×3650
24×90×3650



板割
13×120×3650
13×150×3650
13×180×3650
16×150×3650
16×180×3650
18×150×3650
18×180×3650
18×210×3650
21×150×3650
21×180×3650
21×210×3650
24×150×3650
24×180×3650
24×210×3650
24×240×3650
24×300×3650
30×120×3650
30×150×3650
30×180×3650
30×210×3650
30×240×3650
30×300×3650


小割
24×30×3650


間柱
筋交
27×105×3650
27×120×3650
30×105×3000


垂木
30×40×3650
36×45×3650
赤松

垂木
桟木
30×40×3000
30×40×4000
24×48×3000
24×48×4000
※メーカー、等級等は
在庫によって異なる場合がございます。


角材
90×90×3000
90×90×4000
105×105×3000
105×105×4000
120×120×3000

※ バタ角から特等 グリーンからKD お問い合わせください。  
杉材 加工板 相決り加工
13×180×3650

六尺四分板  
1.2×180×1820

ラス下      
11×80×3650
桧材 15×90×4000
75×75×4000
60×60×4000
60×60×3000
75×75×3000

既製品を使わない=コストアップになる!?

たとえばあなたが「7センチの角材を柱にして小屋を建てよう!」と設計図を描いたとします。

材料を用意する際には、既製品である2寸5分角=75㎜角を用意した後に70㎜まで落とす加工の必要が出てきます。

すると、そこには材料を落とすための「加工賃」が発生します。

既製品を使わない = 既製品の価格 + 希望寸法までの加工賃&加工時間 が必要となり。

時間もお金も余計にかかってしまうことを知っていただきたいのです。

 

既製品を使う=コストダウンします!

逆に、既製品で75㎜角をそのまま使うような設計にしてもらえるのであれば

材料の調達も容易となり、材料の加工賃もかからず済みます。

 

これが、既製品を知ってもらい、使ってもらうことによるコストダウンの正体です。

 

そのこだわりはお客様のためになってますか?

あなたが、建築士さんだったとします。

 

お客様の住まいの設計をされる際、もしくはリフォームの相談に乗る際に

もちろん、あなただけの特徴、ほかの建築士とは違う「差異性」を出したいと思いますよね。

もしくは出さなければ他の建築士さん、工務店さん、ハウスメーカーにお客さんを取られてしまう可能性もあるわけです。

 

デザイン重視の「既製の木材寸法を無視して作ったのこだわりの設計」 してませんか?

もしそのデザインをお客さんが心から望んでいるのであれば、それもいいと思いますが、

もしかすると、お客様にとって無駄なお金と時間をかけてるだけの可能性もあります。

 

まずは、木材の既製品の寸法を知っていただいて、

お客様のために一番いい提案ができる人になる。

それも一つのあなただけの「差異性」になるのだと知ってほしいのです。

 

ちなみに

これを書くことになったきっかけが、既製品でない寸法の見積や問い合わせが良く来るためです。

木材問屋のお客さんは木材店(小売)になるのですが、木材店はお客様の希望の寸法を市場などの木材問屋で仕入れをします。

 

我々の業界では、材料の体積「材積」単位で商売をしています。

ざっくりいうと「木の体積が少ないほうが安く仕入れられる」という事です。

例えば90㎜×90㎜の角材を100本 と 80㎜×80㎜の角材を100本では

80㎜角のほうが「木の体積が少ない」ので安く仕入れられると思うと思いますが、実は逆です。

 

どういう事かというと、

既製品の90㎜角材を100本分、80㎜に加工しなおす必要が出てきます。

「90㎜の角材100本分の値段」 + 「80㎜に100本分加工しなおす加工賃」 が材料費となります。

なので既製品の90㎜角を使うよりかなり割高になることを知っておいていただきたいのです。

(もしくは、製材の段階で余計に分損が発生するためその分高くなる+既製品ではない刃の長さに変えたりする人件費という事もあります。)

 

材積とリューベ単価についてはこちらに詳しくまとめました。

注文材についてはこちらにまとめました。

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