桁(けた)に適した材

桁とはこの部材です。


外周平側の軸組で、柱の上部を連結している水平材を桁または軒桁(のきげた)といいます。
梁によってかかってくる屋根の加重を支える材料です。

桁として求められる性能

桁として求められる性能は、圧縮強度の強さです。
木材であれば、柔らかい杉でも桁として十分な圧縮強度をもっています。

桁として使われる樹種

桁として使われる材料として多いのが、その建物の柱と同じ樹種が多く、
一般的に「杉」、「ベイマツ」、「ベイツガ」が多いです。

桁として流通している寸法

一般的に10.5cm角、12cm角が多いです。長さは4m材が一般的です。
材料が見えるように使用する場合、無節材などが使われることもあります。

寸法に注意!!

「家の窓の滑りが悪い!!」という問題が起きた場合、
原因の一つとして考えられるのがこの軒桁の寸法が小さい事が考えられます。

屋根からの加重に桁が耐え切れず、窓を押し下げている可能性があります。
見えなくなるからと言ってコストカットの為に小さい寸法の材料を使うのはやめましょう。

構造材はしっかりしたものを

家の骨ともいえる大切な部材である構造材。
柱材や梁を見えるようにおしゃれな設計にするのも流行っています。
こだわるのであれば、見えなくなる部材である桁もケチらずきちんとした材料を使っていただきたいものです。

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