床に適した材

流通している床材の種類

床材となる材料を一般的に「フローリング材」と呼びます。
一般流通しているフローリング材には無垢材(ボンドなどで加工をされていない材)以外にも
様々な物があります。まずはその種類の紹介です。

・無垢材フローリング
無垢材フローリング
パーケットフローリング
圧密フローリング

・複合フローリング
積層材フローリング
集成材フローリング

木材でのフローリング材は大きく無垢材フローリングと複合フローリングの2種類に分類されます。

無垢材フローリングは、無垢のフローリング、パーケットフローリング、圧密フローリング

複合フローリングには積層フローリング、集成材フローリング、
その他、建材メーカーさんが開発したフローリング材は複合フローリングと呼ばれます。

無垢材フローリングの種類とそれぞれの特徴

無垢材フローリングの特徴を紹介します。

無垢材フローリング

ボンドなどで加工がされていない、1枚の木を使ったフローリングです。
木材が製材、乾燥、実加工(凸凹の加工が)されたものです。

特長
・他のフローリング材に比べて高価。
・樹種それぞれの硬さや質感が楽しめる。
・樹種によっては傷つきやすい。
・木によって個体差がある為、色のバラツキが出やすい
・樹種によってはヤニが出てくることも。
・十分に乾燥していても縮みや反り等が発生する可能性がある。
・樹種にもよるが基本的に床暖房には向かない(反りや割れが発生する)
・床暖房がなくても柔らかい材を使うと冬暖かく、夏は涼しい
・デメリットを考えても他の加工されたフローリング材は出せない風合いがある。

画像は杉の無垢材フローリングです。
傷つきやすさと、心材の赤色と辺材の白色のバラツキ感はありますが、
冬の素足でも暖みを感じ、夏は涼しく感じる為、個人的には一番好みの床材です。

パーケットフローリング

木片形の木を組み合わせて、正方形や模様をタイル状に組み合わせたフローリングです。

特長
・足ざわりは無垢材と同じ。
・デザイン性に富んでいる。

圧密フローリング

無垢材フローリング材の表面に熱ローラーで圧力をかけ表面硬度を高めたフローリング材です。

特長
・通常の無垢材フローリングより表面硬度が高い為、耐摩耗性に優れる。
・乾燥などにより狂いが生じにくい
・無垢材フローリングより若干高価になる。
・足ざわりも固くなる。
・木目ははっきり、そのまま活かせる。

複合フローリングの種類とそれぞれの特徴

積層フローリング

板材を数層に積み重ねた板(合板)の表面に、薄い単板を貼ったフローリング材です。
見た目は無垢材とほとんど見分けがつきません。無垢材より安価です。

特長
・無垢材より圧倒的に安価で、見た目はまるで無垢材。
・数枚の板材を貼り合わせているため、無垢材に比べて狂いずらい。
・合板を使用しているため、寸法安定性に優れている。
・表面の材料が薄い為、表面の材に割れなどが起こる可能性がある。
・そのため、表面の強度を上げるには塗料に頼る事になる。
・工業製品化しているので、安定した品質でまとまった数を取れる。(バラツキが少ない)
・さまざまな樹種の製品がある。
・各建材メーカーが研究開発しているため、傷がつきづらいものヘコミが起こりづらい物などもある。

見た目がほとんど無垢材と変わらず、無垢材より安価なため比較的使いやすい材料です。

集成材フローリング

無垢材を小さいブロック(ラミナー)にして張り合わせた集成材を使用したフローリングです。

特長
・無垢材より若干安価。
・集成材特有のラミナ―が積み重なった模様がある。
・床としての足触りはほとんど無垢材と変わらない。
・さまざまな樹種で生産されている。
・集成材を使っているため寸法安定性に優れ、狂いも起こりづらい(起こらない訳ではない)
・ラミナ―から乾燥加工をしているため、寸法安定性が良い。

床材に使われる代表的な樹種一例

とても柔らかいため、非常に足触りが良い。
保温性も、広葉樹の固い樹種に比べるとだいぶ良いため冬は暖かく、夏は涼しいのが特徴です。
弱点は柔らかいが故の傷の付きやすさですが、「付いた傷も味のうち」と割り切れるの出ればお勧めしたい床材です。
ちなみに、床暖房とはあまり相性が良くないため、「杉そのものの温かみを活かす」という使い方がよいです。
また、赤身と白太の色味がはっきりしているため、源平で貼ると色のうるささが出るかもしれません。
そんな時は赤身でそろえるか、白太でそろえるか、源平でも自然塗料で塗装すれば木の良さを損なわず色味もそこまで気にならなくなります。

ヒノキ

杉よりは足触りが若干固めではありますが、固い広葉樹に比べると柔らかいです。
杉同様、比較的柔らかい木であるため傷の付きやすさは弱点になりますが、「その傷も歴史」と好きになってもらえれば素敵な床板となることでしょう。
ヒノキは杉とは違い、赤身と白太(心材と辺材)の色がはっきりしていないため、源平でそろえても違和感が出にくいです。

タモ

硬く、材料に粘りがあり狂いが少ないことから、床材として人気があります。
タモとナラは建材メーカーさんからも様々な製品が開発されており、床材としてはポピュラーです。
木目は粗目です。ナラより固めです。

ナラ(オーク)

フローリング材としてはポピュラーな樹種です。
硬い木なので、素足で生活するスタイルの人には向いていないかもしれません。
逆に、土足の床や、店舗の床など靴のまま上がるには向いています。

バーチ(樺)

ナラと同じく耐摩耗性が高い為、土足用の床板や体育館の床材として使われます。
無垢材では珍しく床暖房が使用できる材料です。

チーク

経年変化が楽しめる材料。高級材として人気です。
複合フローリングの表面材としてよく使われます。

メープル

強度が高く、木目が美しい材料です。
光沢があり、波上の杢(もく)模様が出る事があります。

カリン

赤みのある硬い材料。

ウォルナット(くるみ)

黒っぽい色目のフローリング材として人気です。
日本のオニグルミの方が、足ざわりは滑らかです。

桜(チェリー)

優しく美しい木目が特徴的な材料です。

キリ

柔らかく、転んでも怪我をしにくい。
足腰にやさしい材料です。

クリ

家の土台に使われるほど固い木です。
湿気に強い為、水周りにも安心して使用できます。

床材選びの基準

床材を選ぶ基準は、色やデザインだけでなく、
お施主さんの生活スタイルや好み、使う場所や、予算も考慮する必要があります。

床暖房の有無、水回り近く(台所など)に使うのか、
どんな雰囲気の部屋にしたいのか?
普段の生活は素足なのか、スリッパなのか?

例えば、
・固い材料を使えば使うほど足ざわりの温かみは無くなり、
冬は素足では冷たい!ということになりかねません。
・逆に床暖房に適さない無垢材+床暖房で材料が反ってしまった。
などですね。

樹種の特徴をしっかりと把握することで、あなたにしか出来ない提案が出来るようになってほしいです。

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