求められる性能
水回りに使う木材には耐水性と耐久性の強さがもとめられます。
使われる場所、例えばトイレ、お風呂、キッチンなどによっても
向いている材、向いていない材があります。
また、施工方法によっても木材が使用できるかどうかが変わってきます。
例えば、お風呂でいえばユニットバスでは木材の使用はできませんが、
ハーフユニットバスであればある程度自由に木材を使用することが出来るという事です。
水回りに向いている材
水回りに向いている材は以下の物が挙げられます。
・ヒノキ
・ヒバ
・レッドシダー
・杉(赤身)
・サワラ
逆に水回りへの使用を避けた方が良い材
・ホワイトウッド(オウシュウトウヒ)
・SPF
・ベイツガ
メンテナンスも考慮しましょう
水回りに木材を使うと、メンテナンスが必要になることがあります。
例えば、浸透系の塗料であるオイル塗装やワックス塗装で仕上げた場合、
1年に1回塗装をする必要があります。
逆に、ウレタン系の被膜を張るタイプの塗料であればある程度メンテナンスの必要は減りますが、
木材の呼吸を止めてしまうため、効能的な良さは無くなります。
お風呂場などに使用した場合は、十分な換気をし湿度をとばさなければカビなどの発生の原因となります。
また、石鹸くずやトリートメントの飛び跳ねなどもカビの原因となります。
何のために木材をそこに使うのか?
何のために、そこに木材を使うのか?が大切です。
お風呂場に使えばノーメンテナンスというわけにはいかなくなります。
木材にしか出せない温かみも活かしたいところですが、
メンテナンスの必要性も説明できるとよいです。
木を使うことでのメリットとデメリットを説明したうえで水回りへの提案ができるようになると良いでしょう。