桁(けた)に適した材

桁とはこの部材です。


外周平側の軸組で、柱の上部を連結している水平材を桁または軒桁(のきげた)といいます。
梁によってかかってくる屋根の加重を支える材料です。

桁として求められる性能

桁として求められる性能は、圧縮強度の強さです。
木材であれば、柔らかい杉でも桁として十分な圧縮強度をもっています。

桁として使われる樹種

桁として使われる材料として多いのが、その建物の柱と同じ樹種が多く、
一般的に「杉」、「ベイマツ」、「ベイツガ」が多いです。

桁として流通している寸法

一般的に10.5cm角、12cm角が多いです。長さは4m材が一般的です。
材料が見えるように使用する場合、無節材などが使われることもあります。

寸法に注意!!

「家の窓の滑りが悪い!!」という問題が起きた場合、
原因の一つとして考えられるのがこの軒桁の寸法が小さい事が考えられます。

屋根からの加重に桁が耐え切れず、窓を押し下げている可能性があります。
見えなくなるからと言ってコストカットの為に小さい寸法の材料を使うのはやめましょう。

構造材はしっかりしたものを

家の骨ともいえる大切な部材である構造材。
柱材や梁を見えるようにおしゃれな設計にするのも流行っています。
こだわるのであれば、見えなくなる部材である桁もケチらずきちんとした材料を使っていただきたいものです。

関連記事

  1. 梁(はり)に適した材

  2. 土台に適した材

  3. 床に適した材

  4. 使いたい材料を仕入れたい!そんな時に役立つ「材木屋さん」

  5. 柱に適した材

  6. 水回りに向いている材

当サイト 管理人

「木材・材木」のススメの管理人
あいはらの木の土橋善裕と申します。
木材アドバイザーの資格を持っています。

 

このウェブサイトは木材の流通をテーマにしたポータルサイトです。

 

日々の業務の中で
「木を買いたいけどホームセンターしかないの?」や「木のことを知りたいけど相談できる人が近くにいないか知りたい」「欲しい材料が自分の力で見つけられない」というご要望が多く、この問題を何とか解決できないかと、
「木を扱うプロの方」と「木を使いたい人」のマッチングを目的として開設しました。

 

「木を使った仕事がしたい!」「木を使って物が作りたい」「木を仕入れたい」そんなお客様から見つけてもらう為に、木材を取り扱う業者さんの無料掲載を募集しております。

掲載について詳しくはコチラをクリック!