穴を開ける電動工具
・ドリルドライバー(電動ドライバー)
・インパクトドライバー
・ボール盤
穴を開けるための電動工具はこの3種類になります。
いずれも、先端のビットを交換することでドリル穴の大きさを調整できます。
穴を開ける前に
①下穴をあけましょう
電動ドライバーなどで、材料に穴を開ける前にドリルの先端を当てられるように
キリなどで1㎜ぐらい下穴を軽く開けておくと、ドリルを当てがってトリガーを引いた際に
開けたい場所からずれるのを防げます。細かい作業をする際にはとてもお勧めです。
②しっかり材料を固定しましょう。
手で押さえても材料が動いてしまうようではいけません。
③捨て板をひきましょう。
捨て板とは材料の下に敷く板の事です。
この捨て板ごと穴をあけていきます。捨て板は端材やいらない材料を使いましょう。
これが無いと、刃が出た先が必ずグズグズになります。
まっすぐに穴を開けるために
ボール盤以外の電動工具は手でもって作業をするため真っすぐ穴を開けることが少し難しいです。
ドリルドライバーやインパクトドライバーを材料に当てがった後に前後左右からドリルをみて材料に対して
垂直になっているか確認をしてからトリガーを引きましょう。
電動工具できれいな穴を開けるコツは「材料の固定」と「不用意に押し込まない」ことです。
材料の固定は意味そのままです。しっかり固定していないと材料がぶれて穴もグズります。
不用意に押し込まないとは、ドリルを押し込まないという事です。
感覚でいうと、ドリルをまわしながらドリルドライバーの自重で掘っていくイメージでしょうか?
ドリル刃の切れ味が良ければ、ドリルの自重だけでスルスル入って穴が開きます。
逆に入っていかない場合はドリルの刃の買い替え時かもしれません。
ちなみに押し込んでいくと、入れた先にバリが、出た先にもバリが出やすいです。
ゆっくりじっくり掘っていくと精度高く穴が開きます。
まっすぐ、穴は開きましたか?
・なんだか、曲がったかも・・・
・入口のマーカーと、出口のマーカーの位置がずれた・・・
安心してください!素人なら当たり前です!むしろ最初から真っすぐ穴を開けるほうが難しいです。
「じゃあ、どうやって真っすぐ穴をあけるんだよ!!!」そんな声が聞こえてきそうです。
ドリルも道具を使いましょう!
ボール盤以外の電動工具でも、穴を真っすぐあける術があります。
それが、穴を真っすぐあける道具です。
①ドリルガイドキット
コチラはドリルの刃を入れることで強制的にドリルの刃を垂直にする道具です。
角部分や丸棒などのセンターにもばっちりきれいに穴が開きます。私も使ってます。
対応のドリル刃サイズが4㎜~12㎜と多いのもうれしいところです。
②ドリルスタンド
Yongkang Lison Industry and Trade Co. , Ltd()
コチラは、垂直ドリルスタンドという道具で、電動工具を取り付けることでボール盤のようにできます。
上の工具よりかさばりますが、ボール盤のように真っすぐな穴を開けることが出来ます。
物によっては、斜めに穴が開けられたりと高性能なものもあります。
きれいな穴を開けるために
きれいな穴とは、入口にも出口にもバリが無く、ちゃんとした大きさの穴が開くことだとします。
きれいな穴 あきましたか?
もし、バリが出てしまった場合、ドリル刃に問題があるかもしれません。
まずドリル刃ですが、ちゃんと木工用のドリル刃を使っているでしょうか?
きれいな穴があけられない人の多くが鉄用とかプラ用+木質用等のドリル刃を使っています。
木工専用のドリル刃と兼用のドリル刃は刃の形状が明らかに違うのです。
木工用のドリル刃を使えば、ほぼほぼきれいな穴が開きます。
そして、そんな木工用のドリル刃にもオススメがあります。
先端がドリルになっているタイプ
こちらは深い穴を開ける加工に向いています。捨て板を敷いておけば出た先もきれいです。
先端が三本になっているタイプ
実はこれを知ってもらいたくてこの記事を書いたといっても過言ではないぐらいオススメの刃です。
入口も出先もバリなく、とてもきれいな穴が開きます。何度もリピートしているぐらいオススメのドリル刃です。
写真左が表(ドリルを入れたところ) 右が 裏(ドリルが出た先)
何度も言いますが、押し込まない事がポイントですよ!